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皆さん、こんにちは。Phil Walkerです。アプライドマテリアルズにて メンテナンス及び持続的収益製品ビジネスを担当しており、製造業界で長年の経験を積んできました。振り返ると、私が若手エンジニアとして業界に入った頃、当時の製造プロセスがストップウォッチと紙の記録表だけで管理されていたことが信じられません。
当時は製造プロセスの各ステップを観察し、ストップウォッチで時間を計測し、ノートに記録し、それを表計算ソフトで整理して分析していました。当時はこれでも「スマート」工場と呼べるレベルでした。しかし、技術は大きく進化しました。今では、様々なシステムが存在し、より迅速にデータを取得し、分析し、可視化することが可能になっています。つい最近までの状況と比べると、大きく変化しました。まさに変革と言えるでしょう。
現在では、分析サイクルも大幅に短縮され、プロセス最適化の効率も飛躍的に向上しています。次のスマート工場の波では、これまでの基礎プロセスの全面的な自動化を実現することが目標です。
将来のスマート工場では、機械学習やAIが、データ収集や分析の計画を立てるだけでなく、自らデータを取得するようになります。つまり、「AI自体」がその役割を担うのです。製造業で起きることは、これまで存在していた基盤、すなわち情報を収集し、それに基づいて行動するという基本的な仕組みの大部分が、情報をより良く収集・分析する方法をすでに考えているシステムによって自動的に実行されるということです。
それでもなお、エンジニアには、その情報が何であるかを理解し、システムが提供する情報と洞察を基盤として受け取り、そこに独創性と創意工夫を加えて、飛躍的な改善を実現する役割が求められます。
これがSmartFactoryソリューションの核心的価値です。そして、これこそ、私がアプライドマテリアルズでの仕事にワクワクしている理由です。私たちが全力で開発している革新的技術は、単にエンジニアに有益なデータを提供するだけでなく、世界最先端の製造現場に直接関わっています。私たちは恵まれた環境と優れた条件を活かし、製造業及びスマート工場をさらに高いレベルへ持続的に推進することができます。
このような理由から、私はアプライドマテリアルズでの研究開発活動に胸を躍らせています。そして、製造業の未来に無限の可能性を感じています。